40代・住宅ローンあり・子ども2人。「このままで大丈夫か」という不安と、僕がどう付き合っているか

強がらずに正直に書きます。40代になってから、「このままで大丈夫なのだろうか」という漠然とした不安が、完全に消えたことは一度もありません。

住宅ローンを抱え、子どもが2人いて、給料は思うようには増えない。夜、家族が寝静まったあとに、ふとその不安が押し寄せてくることがあります。同じような気持ちを抱えている40代の方は、きっと少なくないはずです。この記事は、その不安を「消す方法」ではなく、「どう付き合っているか」という話です。きれいに解決した話ではありません。でも、同じ夜を過ごしている誰かの、少しでも支えになればと思って書きました。

先に言っておくと、私は不安に強い人間ではありません。むしろ、心配性なほうです。だからこそ、同じように心配性で、夜にぐるぐる考えてしまう人の気持ちは、たぶん人より分かるつもりです。立派なことは書けませんが、等身大の正直な話だけは書けます。

🔸 40代の「漠然とした不安」の正体

まず、自分の不安が何でできているのかを、正直に分解してみました。私の場合、だいたい次の4つが絡み合っていました。

ひとつは、収入が思うように増えない焦り。年齢は上がっても給料は横ばいで、「この先、本当に上がるのか」という不安。ふたつめは、住宅ローンと教育費という、逃げられない固定の重圧。毎月決まって出ていくお金が、ずっと先まで続いていく感覚。みっつめは、自分や家族の健康、そして老後のこと。元気なうちはいいけれど、もし何かあったら——という想像。よっつめは、同世代と比べてしまう気持ち。SNSを開けば、うまくいっている人ばかりが目に入る。

特に効いてくるのが、夜です。日中は仕事や家事に追われて忘れていられるのに、すべてが終わって静かになった深夜、ふと「あと何年ローンが残っているんだろう」「子どもの大学費用、足りるだろうか」と考え始めると、もう止まりません。天井を見ながら、答えの出ない計算を頭の中で繰り返す。そんな夜を、私は何度も過ごしてきました。

こうして書き出してみて分かったのは、不安の多くは「未来の、まだ起きていないこと」に対するものだ、ということでした。今この瞬間に困っているわけではない。それでも、見えない先のことを考えると、胸がざわつく。それが40代の不安の正体だと、私は感じています。

🔸 不安を「消そう」として、かえって苦しくなった

最初の頃、私は不安をなんとか消そうと必死でした。

将来の不安を解消したくて、お金の情報や老後資金の記事をひたすら読みあさった時期があります。ところが、調べれば調べるほど、「あれも足りない」「これも備えなければ」と、不安はむしろ膨らんでいきました。情報で安心を買おうとすると、終わりがないのです。完璧に備えることなんて、誰にもできないのですから。

不安をゼロにしようとするほど、その不安に意識が吸い寄せられて、かえって苦しくなる。この遠回りを経て、私はようやく考え方を変えることにしました。

🔸 「消す」のをやめて、「付き合い方」を変えた

たどり着いたのは、「不安はゼロにはできない。だったら、付き合い方を変えよう」というシンプルな結論でした。具体的に意識しているのは、3つです。

① コントロールできることだけに集中する

将来の景気も、会社の方針も、自分の力ではどうにもなりません。そこを悩んでも、不安が増えるだけです。だから、自分でコントロールできることだけに目を向けるようにしました。固定費を見直す。先取りで貯金する。副業で小さく収入の柱を増やす。どれも、今日の自分の行動で変えられることです。

実際、家計を整え始めてから、不安はずいぶん和らぎました。お金が劇的に増えたからではありません。「自分にできることをやっている」という感覚が、心を落ち着かせてくれたのです。不安の総量は同じでも、ただ怯えているのと、何か手を動かしているのとでは、夜の重さがまるで違いました。その具体的な手順は40代の節約術まとめに、副業の歩みは副業6年、最初の3年はほぼ0円だった全記録に書いています。

② 小さな前進を、目に見える形にする

不安に強いのは、「前に進んでいる実感」です。貯金が少しずつ増える、副業で初めて1円を稼ぐ——どんなに小さくても、前進が見えると、人は不思議と落ち着きます。だから私は、成果を数字や記録で「見える化」するようにしています。

③ 完璧を目指さない

そして何より、完璧を目指さないこと。老後に備えて今の生活を切り詰めすぎたら、何のために生きているのか分からなくなります。今日の小さな幸せも、ちゃんと大事にする。不安と幸せは、どちらかではなく、両方抱えて進んでいいのだと思います。

🔸 専門職としての視点:不安は「敵」ではない

私は精神保健福祉士の資格を持っていて、心の健康に関わる仕事にも触れてきました。その視点から、ひとつだけお伝えしたいことがあります。

不安という感情は、決して「悪いもの」ではない、ということです。不安は、本来は私たちを危険から守るための、大切なサインです。「備えたほうがいい」「無理をしすぎている」と教えてくれている。問題なのは不安そのものではなく、不安に「飲み込まれて」動けなくなったり、眠れなくなったりすることです。

だから、不安を感じる自分を責めないでください。「こんなことで不安になるなんて」と思う必要はありません。大事なのは、不安を消すことではなく、不安と適度な距離を取りながら、行動を止めないこと。もし不安で眠れない日が続いたり、気持ちが沈んで戻らないと感じたら、それは我慢ではなく、誰かに相談していいサインです。家族でも、専門の窓口でもかまいません。一人で抱え込まないことが、いちばんの備えだと、私は思っています。

🔸 不安があるから、動けた

今になって振り返ると、あの漠然とした不安は、私を動かす原動力でもありました。

もし何の不安もなかったら、私はきっと節約も副業も始めていません。「このままではいけない」という、あのざわつきがあったからこそ、重い腰を上げることができた。不安は、付き合い方さえ間違えなければ、自分を前に進めてくれるエネルギーにもなる。今はそう思えるようになりました。

🔸 同じ不安を抱えるあなたへ

40代で、住宅ローンがあって、家族がいて、将来が不安。それは弱さではなく、家族の人生を真剣に背負っている証拠だと思います。

不安は、たぶんこれからも消えません。でも、消えなくて大丈夫です。コントロールできることに集中して、小さな前進を積み重ねて、完璧を求めすぎない。それだけで、不安と並んで歩いていけます。あなたは一人ではありません。同じ夜を過ごしている人が、ここにもいます。一緒に、少しずつ進んでいきましょう。

🔸 あわせて読みたい

不安に対して「自分にできること」から始めたい方は、家計を整える40代の節約術まとめや、副業の始め方をまとめた40代会社員の副業まとめが入口になります。

また、私がどんな人間で、何を経験してきたかは副業6年、最初の3年はほぼ0円だった全記録虎吉の自己紹介に書いています。あわせて読んでいただけたら、この記事の言葉も、もう少し身近に感じてもらえるかもしれません。

40代で「転職しない」という選択|副業と節約を選んだ理由|「今の会社のままでいいのか」と悩む方へ、転職以外の選択肢の話です

\ 最後まで読んでいただきありがとうございます /

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