ElevenLabsとMurfを比較|無料で試せる日本語AI音声と商用利用の注意点

ElevenLabsとMurfは、どちらも日本語に対応したAI音声サービスです。ただ、「無料で試せる」ことと「無料で商用利用できる」ことは別問題で、ここを取り違えると動画やブログに使ったあとで困ることがあります。

この記事では、公式サイトで確認できた条件(確認日:2026年10月14日)と、筆者が実際に操作して確認できたことを分けて整理します。音声の自然さについては、実際に聴いて確認できた範囲だけを書き、優劣は決めません。

結論:それぞれどんな人に向くか

  • ElevenLabs:まず無料アカウントで日本語音声を聴き比べたい人向けです。無料プランは月10,000クレジットで、筆者の検証ではダウンロードもできました。ただし無料プランの出力は商用利用できないため、収益化する動画やサービスに使うなら有料プランが前提になります。
  • Murf:ナレーション制作ツールとして、有料プランで商用権とダウンロードを使うことを前提に検討する人向けです。無料の枠は「10分の音声生成トライアル」で、ダウンロードも商用利用もできません。
  • 音質の優劣:この記事では判断しません。ElevenLabsは筆者が実際に聴いて検証しましたが、Murfは生成と再生の操作までの確認で、聴覚評価はしていないためです。

この記事の情報の区分

区分内容
実体験(聴いて確認)ElevenLabs無料プランでの日本語音声テスト(Roger・Akane)
実体験(操作のみ)Murfの登録不要の公開デモで、3音声×3原稿=9パターンの生成・再生操作
公式情報料金・無料枠・商用利用・対応言語(確認日:2026年10月14日)
未確認Murfの無料トライアルの期間、月払いの料金、有料音声を無料で使えるかなど(本文中に明記)

無料プランの比較表

項目ElevenLabsMurf
無料の内容月10,000クレジット(公式料金ページ)Studioの無料トライアル:10分の音声生成(公式料金ページ)。期間は未確認
日本語対応Eleven Multilingual v2とFlash v2.5が日本語に対応(公式ドキュメント)料金ページの対応言語一覧に日本語あり
ダウンロード筆者の無料プランでは可能だった。規約上は「一部のサービスで可能」とされる無料トライアルは不可(公式)
商用利用無料プランは非商用のみ。有料プランは商用ライセンスあり無料トライアルは商用権なし。有料のCreator以降は商用権あり(公式料金ページ)
クレジット表記無料プラン・ログアウト状態では「elevenlabs.io」などの表記が必要(公式ヘルプ)公式サイトで確認できず
登録アカウント登録が必要筆者が試した公開デモは登録不要(500文字まで)

ElevenLabsのクレジット表記については、利用規約ページには記載が見当たらず、ヘルプ記事に記載がありました。無料プランで作った音声を公開する場合は、最新の公式ヘルプを確認してください。

日本語音声の検証内容

ElevenLabs:無料プランで聴いて確認した結果

筆者はElevenLabsの無料プランで、RogerとAkaneの2音声を使い、日本語の文章を読み上げさせました。英語表記(ChatGPT・Claude・Gemini・WordPress)とカタカナ表記を比べています。

  • Akaneは日本語になじみ、SNSのナレーションやブログ読み上げに合いそうでした。Rogerは落ち着いた解説向きだと感じました。
  • 英語のサービス名は読み方に差が出ました。ChatGPTの読みが崩れることが多く、Claudeは不自然に聞こえる場面がありました。
  • カタカナ表記にすると、読みが安定して聞き取りやすくなりました。
  • 複数の音声を作って消費したクレジットは約315で、無料枠の約3%でした。

これは音声・モデル・文章を限った1つの条件での記録で、すべての文章で同じ結果になるとは限りません。詳しい手順と結果は、ElevenLabsを無料で使ってみた|日本語音声は自然?ChatGPT・Claude・Geminiの読み方も検証にまとめています。

Murf:公開デモで確認できたこと

Murfは、登録不要で使える公開デモで、Kenji・Kimi・Denkiの3音声に3つの原稿を読み込ませ、合計9パターンの生成と再生の操作を確認しました。入力できるのは500文字までです。

ただし、これは「操作できた」という確認にとどまります。音声の自然さや読み間違いは聴いて評価していないので、ElevenLabsとの比較はしていません。有料音声が無料で使えるかどうかも未確認です。

商用利用・ダウンロード条件

商用利用の条件は、2社とも「無料では使えない」という点で共通しています。

  • ElevenLabs:利用規約で、無料で使う場合は非商用目的に限ると定められています。有料プランには商用ライセンスが含まれます。ベータ版のサービスで生成した内容は、商用・本番利用ができません。
  • Murf:無料トライアルは「ダウンロード不可・商用権なし」と料金ページに書かれています。Creatorプラン以降は、ダウンロード無制限と商用権が記載されています。

YouTube、広告、販売する教材などで使う予定なら、無料で試した音声をそのまま使わず、必ず有料プランの条件と最新の利用規約を確認してください。

料金と有料プラン

ElevenLabs

プラン月額(USD)
Free$0(月10,000クレジット)
Starter$6(初月$1のキャンペーン表示あり。10月18日まで)
Creator$22(初月$11のキャンペーン表示あり)
Pro$99
Scale$299
Business$990

料金は税抜表示で、キャンペーンは変わる可能性があります。商用ライセンスはStarterプランの機能一覧に記載されています。

Murf(Studio)

プラン料金(USD)音声生成時間
無料トライアル$010分(ダウンロード不可・商用権なし)
Creator月$19相当(年払い$228)年24時間
Business月$66相当(年払い$792)年96時間
Enterprise要問い合わせ無制限

Murfの料金は年払いの表示で確認しました。月払いの料金は確認できていません。なお、Murfの公式サイトでは音声数・言語数の表記がページごとに異なっていたため、この記事では数字を断定しません。

選ぶときの注意点

  • 用途を先に決める:個人で試すだけなら無料枠で足ります。収益化や公開を考えているなら、最初から有料プランの条件で比べるのが安全です。
  • 日本語の読みは自分の原稿で確かめる:サービス名や固有名詞は、読み間違いが起きやすい部分です。ElevenLabsの検証でも、カタカナ表記で安定する場面がありました。
  • ダウンロードできるかを確認する:Murfの無料トライアルはダウンロードできません。作った音声を動画に入れたい場合は、無料枠で完結しない点に注意してください。
  • 料金や規約は変わる:この記事の情報は確認日時点です。契約前に公式サイトで最新の条件を確認してください。

まとめ

ElevenLabsは、無料プランで日本語音声を試してダウンロードまで確認できました。Murfは、無料トライアルがダウンロードも商用利用もできない一方、有料プランでは商用権が明記されています。

どちらの音声が自然かは、この記事では判断していません。ElevenLabsは筆者の検証結果、Murfは操作確認までという違いがあるためです。まずは自分の原稿で聴き比べて、商用利用の条件まで確認してから選んでください。

公式情報の確認元(2026年10月14日確認)

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